自衛隊の地域手当は俸給に対して、最低3%から最大20%も支給されます。
自衛隊の平均年収は640万円に10%の地域手当が付いた場合の年収例
640万円(元の年収) + 64万円の地域手当(640万×10%) = 704万円
自衛隊の地域手当が10%付くだけで、こんなにも年収は変わります。
- 自衛隊の勤務地による地域手当額の参考
- 自衛隊の地域手当の本当のメリット
- 地域手当が高い基地に配属されるコツ
地域手当は手軽に年収をupさせられる手当です。
この記事を参考に地域手当の知識を付け、勤務地選びの参考にしましょう。
自衛隊の勤務地による地域手当額の参考
自衛隊の地域手当が支給される地域は以下の通りです。
出典:厚生労働省『平成26年人事院勧告【抄】』
特別区⇨市ヶ谷、練馬駐屯地など
都会に行けば行くほど手当が高くなります。
地域手当は以下を補うための手当です。
物価の上昇
生活の不便さ
とはいえ、ネットが普及していたり、経営努力により都会でも安いお店がある時代なので、生活コストを下げたまま都会で勤務をすれば、地域手当は非常にお得です。
自衛隊の地域手当の本当のメリット
地域手当には他の手当とは一味違うメリットが2つあります。
- ボーナスも地域手当の割合だけ増える
- 転勤した後も2年間地域手当が貰える
ボーナスも地域手当の割合だけ増える
自衛隊の年収を上げるための方法として、航空手当や乗組手当(海自)、落下傘降下手当(陸自第1空挺団)などがあります。
こういった手当がつくと年収はグンッと上がります。
こちらの記事で解説しています▼
しかし、前述した手当はボーナスには反映されません。
一方で地域手当はボーナスにも反映されます。
ですから、一律に何%といっても、何に対して付くかも重要です。
転勤した後も2年間地域手当が貰える
実は自衛隊の地域手当は、転勤してから2年間の間は支給され続けます。
転勤1年目:全額支給
転勤2年目:支給額の80%支給
※半年以上勤務した場合に限ります。
なんで転勤したのに地域手当がつくの?
異動保障(生活水準の維持)の概念があるからです。
転勤してから2年以内に、再度地域手当が支給される地域に転勤になった場合は、実質的に地域手当を貰い続けていたことになります。
転勤時には地域手当の異動保障のほかに「広域異動手当」も存在し、60キロ以上離れた基地へ転勤すると、移動から3年間手当が出ます。
地域手当が高い基地に配属されるコツ
基本的に、自衛隊の転勤は上から決められるものです。運だと思った方が良いでしょう。
自衛隊の人事(じんじ)は人事(ひとごと)
しかし、運を良い方向に導くことは可能です。
それは、補人課面接での発言や、身上調書を適当に書かないことです。
つまり、自分の希望勤務地を適当に書かないことです。
これは、職種を選ぶ時も同じなのでしっかり描くようにしましょう。
第1希望以外を適当に書き、身上調書を提出。
すると、第3希望の勤務地に転勤に。
文句を言っていた時に上司から言われた一言
「(第3)希望勤務地への転勤おめでとう」
第3希望も、あなたの希望と捉えられます。適当に書くことがないようにしましょう。
まとめ:自衛隊の地域手当はありがたい
自衛隊の地域手当は、数ある手当の中でも貰える額が大きい手当です。
希望勤務地を選ぶ際は、地域手当のことも考えながら選定すると良いでしょう。
自衛隊の手当、福利厚生を利用して、少しでもお得に暮らしましょう。
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